山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

サッカー戦争

本当にあったうそのような話です。


1969年の本日、ワールドカップ予選がきっかけで中米のエルサルバドルと隣国ホンジュラスとの間で戦争が勃発してしまいました。


サッカーがきっかけなのでサッカー戦争と言われています。


この時、両国の間には貿易不均衡や移民問題で揉めており、さらに国境未確定地をめぐって衝突を繰り返したいました。


そして、ワールドカップ予選に合わせたかのようにホンジュラスが、国境未確定地帯にホンジュラス人を入植させるとして、そこにいたエルサルバドル人数万人から土地を奪い、強制的に帰国させました。


この時、かなり残虐なことも行われ、エルサルバドルの国民感情は一気に悪化して、マスコミもホンジェラスへの徹底報復を叫ぶようになりました。


そしてワールドカップ北中米カリブ海予選の準決勝ラウンドで両国が対戦することになりました。


6月8日に行われた1試合目はホンジェラスが勝ち、6月15日に行われた2試合目はエルサルバドルが勝ち、6月27日のプレーオフでエルサルバドルが勝って決勝ラウンドに進みました。


これで収まれば良いのですがサッカーで殺人が起きる地域です。


6月15日以降、ホンジュラスに在住するエルサルバドル移民が襲撃を受け、身の危険を危ぶんだ1万以上の移民がエルサルバドル領内へと避難する事態となりました。


この事態にエルサルバドルは国家非常事態を宣言して予備役軍人を召集し、6月26日にホンジェラスとの国交断絶を宣言。


ホンジェラスも翌日に国交断絶を宣言。


その後、前哨戦として小規模な衝突を繰り返し、7月14日エルサルバドルがホンジェラスに侵攻しています。


うそのような本当の話です。

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