スギ花粉の季節になりました
本日はアレルギーの日です。
1966年のこの日、免疫学者の石坂公成・照子夫妻が、ブタクサによる花粉症の研究から
アレルギーを起こす原因となる免疫グロブリンEを発見したことを発表したことにちなみ、
日本アレルギー協会が1995年に制定しています。
自分はスギ花粉症を30歳の時に発症しました。
ヒノキアレルギーもあります。
林業技師なのにスギやヒノキの花粉アレルギーになるんかいなと言われますが、
時期になると薬のお世話になっています。
長年、医院で高い薬を貰っていましたが、1昨年県の共済組合からジェネリックに
替えなさいとの勧告が来て、医院に申し出て安い薬にしました。
スギ花粉が悪者になっていて、政府の予算が付くのか、無花粉スギや少花粉スギの育種を
関係機関は一生懸命に行っており、無花粉スギ品種がいくつか出来ています。
しかしながら、大気汚染物質と花粉が混ざることで症状が起きるので、
無花粉スギを植えて、大きくなった暁には大気汚染物質が無くなって、
スギ花粉が無害なものになているということに将来はなるのではないでしょうか?
スギは太古の昔から日本に多数自生しており、
現在水田になっている湿性の土地にはスギの大木が林立していたと言われています。
だから、古代遺跡ではスギの製品が良く出てきますし、
公文書であった木簡はスギで出来ています。
スギは日本の樹木の中でキリの次に軽い性質を持っています。
その分、材内に空隙があるので保温性・保湿性にも優れた良い建築材料です。
軽い、柔らかい、だから傷つきやすいという側面もありますが、
反対に温かく潤いを保つ、人体に優しいという側面もあります。
昔、貴重な衣類等をしまうタンス等にはキリを使っていました。
常々、大事なものを包むのはやはり優しい素材、
だからスギは良いんだよと進めております。