山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

熱海の土砂崩れは何故起きたのか?

山で降った雨は土壌に浸透し、土壌の空隙や


基岩の亀裂などに浸透していきます。


ドンドン浸透していくと相当な水圧になって


出口に向かって出て行こうとします。


パイプ流といわれるもので、山の中にある


毛細血管のようなパイプに流れ込んで


出口を求めていきます。


多くはかつて土砂崩れを起こした痕跡で


ある谷部の出口に向かい、その出口で


流せる量を超えた場合は、その水圧によって


新たな出口を作り出そうとします。


その際に水圧で出口付近を吹き飛ばして


土砂崩れが起きます。


山崩れの跡をコンクリートで塞いだ場合


水圧で吹き飛ばされることもあります。


今回の土砂崩れはその出口に盛土があった


と言うことでしょう。


盛土に出口を求めた大量の浸透水が


土砂を膨潤化させて崩壊させ、更に谷に


流れ込んだ大量の雨水によって土石流に


なったんだと思います。


自分は治山事業にも携わっていました。


住まいを決める時は治山技術者の目で


安心な所かどうか見て判断します。


今回の土石流の現場、かつてはかなりの


土石流があって、その土砂が堆積した


所でした。


そういう所は避けた方が良いですね。


散歩で見た花です。


白いムクゲが涼しげです。


ザクロにカナブンが止まっています。


スベリヒユと出てきます。

本日は曇り時々雨の予報。


良い日になるように頑張りましょう!

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