椎茸の原本栽培
昨日は椎茸の栽培農家さんを訪問。
椎茸の原木栽培は露地で行う冬菌と
主にハウスで行う夏菌があります。
通常椎茸は15℃くらいで発生しますので
春と秋に発生します。
収穫が一時に集中するので労力的にも大変だし
値段も下がります。
そこで夏でも栽培できる夏菌が開発されました。
夏菌は水に漬けないとどんなに自然環境が良くても発生しません。
一昼夜浸水させて、ハウスに入れて椎茸を大きくして収穫します。
生椎茸としてパック詰めして直売所などで販売しています。
一方、主に露地栽培される冬菌です。
こういう林内の風通しが良くて直射日光が入らないところで栽培します。
春秋に一斉に発生しますので生椎茸では最盛期には値段が安くなるので
主に乾燥椎茸にします。
乾燥椎茸は乾すことでうま味が増し
良い出汁がでますが、戻す手間が嫌われて
需要が少なくなって居ますが美味しいものです。
原木を伐採して、菌を植え込んだものを
裸地に伏せ込んでいます。
温度と水分が十分にあり、ほだ化(椎茸菌による木材腐朽)
が進みます。
椎茸の天敵の直射日光は枝葉で覆う事で防ぎます。
直射日光が当たると紫外線で菌が死んでしまいます。
椎茸は木くずやぬか等を固めたものに菌を植えた菌床栽培と
こんな原木に菌を植えた原木栽培があります。
味は断然、原木栽培のものの方が美味しいです。
乾し椎茸も良いですよ。
試してください。


