ヒノキが枯れている
ヒノキが集団的に枯れている
そういう情報があったので見に行ってきました。
巻き枯らし間伐ですね。
こんなふうにヒノキの根元周りの樹皮を切っています。
樹木は樹皮の下の部分しか生きていません。
そこで外側に細胞分裂して大きくなります。
内部はほとんど植物遺体です。
ですから鋸などで幹の周りの樹皮を切ってしまえば
根からの水分は上がらず
葉で作られた糖分も根まで行かず
樹木は枯れてしまいます。
通常、間伐は根元から伐採して
3m、4m程度に造材して搬出して販売します。
ただし、道が無い場合には巻き枯らし間伐も行われています。
ただ、ここは道から近いので搬出出来たと思いますが
所有者の方が搬出機械を持っていなかったんでしょうね。
暑い中の調査
おまけに隣接する畑の周囲はイノシシよけのネットが
ぐるりと張っていて侵入できず
上部の農道から降りての調査でした。
藪漕ぎして汗ダラダラ
おまけに1mくらいの穴に落ちて膝を痛めてしまいました。
夏のこの暑い時に言わずに春や秋の気持ちの良い時に
言ってくれれば
もっと楽しく調査ができたのに
夏に山に出かけるのがおっくうになりかけています。
こうやって老人になっていくんだろうなと思うこの頃です。

