山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

沖縄慰霊の日に思ったこと

何かの小説で読んだ


柳生一族の格言だったか?


「正邪相闘わば、邪、必ず勝つ!


剣士たるもの醜く邪まで有ることを恐れてはいけない!


生き残ることこそ至極の正と思われよ!」



沖縄戦の記録を読むと


この格言を思い出す



なんかのドラマで秀吉が


卑怯者と罵られ


戦なんか卑怯だろうがなんだろうが勝てば良いんだ!


こう言い放った。



日本軍の参謀は智力の限りを尽くして


米軍を翻弄しています


制海権・制空権もなく、


圧倒的な兵力・火力で攻めてくる米軍



本土からの支援の無い孤立の中で


正々堂々には戦えない



米軍を迎え撃つ地下陣地を構築し


死力を尽くして戦った



圧倒的な戦力差がある中での


硫黄島、沖縄戦のあまりにも大きな損害に


米軍は本土上陸を回避する判断に至り


穏便な占領政策にも影響を与えたと言われています



沖縄、硫黄島に限らず、南方戦線に至るまで


遺骨の収集が進んでいません



日本を救ったとも言える方々が屍をさらしたまま


放置されているのはどうなのかと思う



本当は生きて故郷に帰りたかったのに


戦いに敗れ、忘れ去られようとしている



遺骨になっても故郷に戻してやらないと


魂が休まらないのではないか



沖縄戦における民間人の犠牲とともに


戦で倒れた方々の遺骨に


思いを抱いた昨日の沖縄慰霊の日でした。

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