享保１４年４月２８日（１７２９年５月２５日）、ベトナム産の象（アジアゾウ）が中御門天皇に謁見したことにちなんでいます。

江戸幕府が長崎に来た清国商人に象を注文し、１７２８年７月にベトナムから７歳のオスと５歳のメスの２頭が長崎港に到着しています。
メスはその年に食べ物が合わなかったのか死んでしまいます。

１７２９年の４月に江戸を目指して長崎を出発していますが輸送手段が無いので
約１，４８０kmの距離を象は陸路みずからの脚で移動しました。
江戸まで７４日間、１日あたり１２～２０kmほどで移動しています。

享保１４年４月２８日に天皇に謁見するわけですが、象といえども無位無官の者が参内するのは先例のないので、「広南従四位白象」という位階と称号が与えられています。
猫に小判、象に官位ですね。

享保１４年５月２５日に江戸入りし、
５月２７日に江戸城に入って将軍吉宗と対面しています。

珍しい象ですが年間の飼育料が２００両かかるので翌年に払い下げようとしましたが、
買い手が付かず、１７４１年にようやく払い下げられ、
１７４３年１月８日に病気で亡くなっています。

日本で１４年間生きていたんですね。
鳥取県立博物館にもアジア象の骨格標本がありますが
冬が越せずに亡くなったとありました。

今でも象は動物園の人気者です。
当時の人々は象を見て、それは喜んだんじゃ無いかと思います。
久しぶりに動物園に行きたくなりました。

サンフランシスコ講和記念日
１９５２年に日本が主権を回復した日です。

労働安全衛生世界デー、国際労災犠牲者追悼日、ドイツワインの日、缶ジュース発売記念日、シニアーズデイ、庭の日、アクアフィットネスの日にもなっています。

象が何を考えているのかは知りませんが、見ていると大らかな気持ちになりますよね。
今日も象のように大らかに過ごしましょう。