蒜山の山の中で見つけた。
全国的にナラの木が枯れている。
これはカシノナガキクイムシという小さなキクイムシが原因でおきるナラ類の集団枯損である。
その対策として、こういうトラップを設置している。
原理はエタノールをトラップの下部に設置し、この辺りにいるキクイムシを集め、木を食わせて集合フェロモンを出させて、キクイムシの集団を誘引する。
キクイムシの集団は、この木の周りをぐるぐる廻りながら、食い付く所を探す習性があり、回る最中に白いカップに落ちて、這い上がれず、一番下につけているペットボトルに落ちて捕獲されてしまう。
キクイムシの集団を捕獲し、最盛期に木に食い付く数を減らすことで木が枯れるのを防止するのです。