山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

予算を翌々年まで繰越す

国でも県や市町村でも予算は年度ごとに執行しています。
4月から翌年の3月までが年度です。
3月に事業が終わらないので4月まで延ばすのは通常は、ダメです。
しかしながら途中で災害等があり、どうしても実施出来ない時の救済措置として、予算繰越制度があります。
国庫予算の場合には主務官庁が繰越せる予算を決めて、財務局に個別案件毎に説明して了承を得ると年度をまたいだ予算執行が出来ます。
国の補助金を貰って道路を作っていて5月に発注して、途中で災害があってどうしても完成するのに翌年の7月までかかるような時にこの制度を使います。
この繰越は比較的簡単ですが、1度繰越した予算を更にもう一度繰越すのは、難しいですが事故繰越制度という制度があります。
7月に出来ると思っていたが、災害が大規模で通常入るはずの資材が、納期まで1年かかるとか、また、災害にあってアクセスが閉ざされてしまった。
こういう理由で事故繰越をする。
今回、自分の担当している事業で事故繰越案件が発生しました。
事業体に補助金を出して山から間伐材を切り出す為の道の整備事業。
今年は、奇跡的に雪が少なくて事業がはかどっていますが、年度末完成が怪しい。
そこで事故繰越です。
今回使う理屈は昨年度、中国地方で広範囲に災害が起きて、その復旧工事て、労働者が確保出来ないので完成出来ない、だから翌々年度まで延ばさせてください。
財務局からは客観的な資料を持って来てくださいと言われ、ハローワークから求人数と就職数の資料を貰い、求人を出してもその3%くらいしか就職していない、災害復旧工事で通常以上の工事発注しているが、労働者不足でなかなかできない。
だから県の工事も不落札が続いている。
こんな状態なので翌々年度に予算を繰越しさせてくださいという資料を作りました。
無茶苦茶疲れましたが、財務局さんが認めてくれるでしょうか?

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