山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

現役時代の最後の仕事

2年前の3月に定年退職しました。
定年時は鳥取県西部総合事務所で林業全般を見ていました。


大山に東大山県有林とその中の大平林道があり、県有林と林道の管理もしていました。


もともと戦後の開拓が失敗した跡、大山山麓の自然豊かな所なので、県民の森として開発すべく林道を付けていました。


30年以上前に舗装をしかけたのですが直下の簡易水道の水量が落ちて、林道の影響だとし、舗装をしかけていましたが、関係者から水道の集水域の舗装はまかりならんとの反対があり、県民の森の整備と林道舗装を断念していました。(簡易水道の漏水による水量の減少でした)


未舗装の林道なので大雨の度に荒れてしまいます。


公共林道なので荒れていては安全性が確保できないし、突然の事故もあり得ます。


度々地元と協議しますが、首を立てに振ってくれず、長年西部の林業の課題になっていました。


私が赴任して1年目に地元の役場の課長に舗装について相談するも反対され断念。


2年目の定年の年に替わった課長に相談し、地元と協議して、水道の管理が町の水道課に移っているので、水道課が了解すれば良いとの回答を貰い、水道課からも了解を貰い、舗装への障害が無くなりました。


今度は予算を付けてもらわないといけない。


まず、財政課の主計員を案内して説明、次に財政課長を案内して、荒れている状態を見てもらい、大山1300祭を契機に大山にもっと多くの方に来てもらわないとにいけないのにこれではダメでしょうと説明。


財政課長から良くわかりましたと回答を得ました。


定年の年に長年の課題が解決出来ました。


一昨年に測量・設計、昨年に舗装が出来ました。


今回、実際に舗装を見て、感無量です。

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