ジブラルタル包囲戦
本日の出来事を見ていて目を引いたのが1779年のアメリカ独立戦争に乗じたジブラルタル包囲戦です。
1779年から1783年の4年間、イギリス領のジブラルタルをスペインとフランスが包囲した戦いで、イギリス守備隊は4年間の包囲に耐え抜いたことからジブラルタルは難攻不落の要塞と言われるようになったとあります。
そもそもスペインとモロッコの間のジブラルタル海峡に突き出た半島部のジブラルタルが何でイギリス領なの?
1713年のユトレヒト条約によってイギリス領となったようです。
イギリスとフランス・スペイン間の戦争で勝ったイギリスが割譲させたんですね。
ジブラルタルの航空写真ですが地中海に突き出た半島です。
スペインはいまでもジブラルタルの返還を求めているようで、過去には3回の武力侵攻を試みて、イギリスの武力に跳ね返され、国境封鎖も行ったようです。
アメリカの金融グループ、プルデンシャル・ファイナンシャルは、社章にジブラルタル・ロックをデザインしている。これはジブラルタルの要塞が難攻不落という意味から生まれた諺(ジブラルタル・ロックのように安心)から作成され、この会社の傘下にある日本の外資系生命保険会社、ジブラルタ生命保険は、社章だけでなく社名もジブラルタルにちなんでいます。
イギリスは、フォークランド諸島など多くの海外領土をもっており、周辺国とトラブルを起こしています。
帰属に関してはその領土の住民の意志に任せるとしており、ほとんどがイギリス領を望んでいるとして、周辺国からの返還を拒んでいますが、香港だけは、サッチャー首相が鄧小平に武力でもとすごまれて返還に応じています。
フォークランド紛争が再度起きたら、イギリスは武力で跳ね返せるのかどうか?
イギリスの海外領土で面白いのが王室領というのもあり、近年まで女王陛下が封建領主だったところもあるようです。
なかなか、こういうことを調べていくと面白いし、奥が深い。
暇な老人にはピッタリかもしれない。
本日はドレミの日、UFO記念日、林檎忌・麦の日、五月雨忌になっています。
本日も晴れて暑くなりそうです。
午後は現場なので熱中症に気を付けながら頑張っていきたいと思います。