樹木医目線でシダレザクラの健全性を見る
多少、枝先が元気が無い。
樹勢が活発とは言いがたい状況。
原因は根元の踏圧。
お寺の境内で人が踏み固めて水たまりが出来る。
降雨には水中酸素が豊富で樹木はその水中酸素で根の呼吸を行っている。
ところが水たまりができると様々な微生物が活動して、急激に酸素濃度の低下が起きる。
酸素の欠乏した水分を根から吸収しても呼吸が出来ず、根が衰退している。
このシダレザクラの場合、建物や反対側へも根が伸び、境内もコンクリート舗装歩道があるので人の出入りがある割には健全です。
出来れば幹の廻りにツツジでも植えてやれば良いと思います。
