山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

家父長制の是非について

本日は改正民法公布記念日。


1947年の本日、民法が改正され


家父長制の家族制度が廃止され、戸籍が夫婦単位となりました。


家父長制で財産は家督を継いだ者


ほとんどは長男が相続していました。


女性も例外的にではありますが家長になっていたようです。


次男以下は養子に行くか、町に奉公働きに出るか


長男の元でやっかい叔父として生きていくしかありませんでした。


その是非については時代によって変わると思いますが


日本においては近代まで農業が基幹産業でした。


農業を継承していくためには一定の規模が必要であり、


長子相続により農地の分割よる生産基盤の喪失を防いでいました。


一方、儒教によって、平等な相続を常とした中国では


農地が細分化され、数代相続が続くと


農地の開拓も限界があり、


相続した農地では食べていくことが困難となり


飢饉等により食うか食われるかの動乱が起き


数百年に一度、人口が激減して、王朝が変わる


そんな悲惨な歴史がくり返されてきました。


日本は島国であり、飢饉になったからと行って


外国に攻め込んで食料を奪うことも出来ず


狭い国土を限界まで耕した結果


言わば、長年の生活の知恵として


家父長制に落ち着いたのかなと思います。


インドの周辺では多夫一妻制をとっている地域もあり


これも一定の農地で生きていくための知恵なんでしょう。


法律も時代とともに変わっていきます。


嫌煙権、日照権、プライバシー権等


当たり前だったことが当たり前では無くなってきます。


今後、日本はどう変わっていくのか?


本日は冬至、今夜はゆず湯に入って温まろうと思います。


出来事です


1629年、紫衣事件で後水尾天皇が明正天皇に譲位。称徳天皇以来859年ぶりの女性天皇。
歴史は繰り返すと言われています。目の黒いうちに愛子天皇がみられるかも?


1885年、内閣制度が発足し、伊藤博文が初代内閣総理大臣に就任して、内閣を組閣。


1895年、野中夫妻、冬季富士山頂で連続気象観測中、病に倒れ、救援隊の助けにより下山。


1938年、南アフリカのカルムナ川沖で、絶滅したとされていたシーラカンスの生存を確認。


1954年、初のプロレス日本選手権開催。力道山が木村政彦を破り優勝。


1980年、人民日報が「毛主席は文化大革命で過ち」と初めて名指しで批判。
そのうち、共産主義は過ちでした・・・といのも出るのかな?


本日は雪時々晴、最高2度、最低-2度の予報。


寒さに負けず、本日も頑張りましょう!

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