山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

シカの被害

今日は、シカ対策に関する検討会に出席しました。

鳥取県ではこの10年でシカの生息数が2.1倍になっていて、県東部では生息数が多く、部落全体を柵で囲う所もあります。

中西部はまだ生息密度は低いもののこの10年で生息数が約4倍に増えています。

元々、兵庫県の生息数が多く、県境を越えてきて段々増加しました。

兵庫県も対策を疎かにした訳では無く、当時のモニタリングで得られた生息数を元に捕獲数を決めて、生息数の削減を図ったのですが、そのモニタリングが甘く、2009年に導入したモニタリング法では従来把握していた生息数の3倍の生息数がいると解り、捕獲数を上げて、ようやく減少に転じています。

森林保護の専門家の間では、環境省のモニタリング法が甘いというのは大分前から言われていた事です。

知らなかったが、これが是正された事は良い事です。

モニタリングが正しくなり、適正な保護数が出せるようになったのですが、捕獲するハンターが少なくなり、鳥取県では捕獲目標を達成出来ないでいます。

いろんな対策が取られているようなのでそれらが功を奏して、シカの被害が減る事を願っています。

少し前に若桜町で冬の夜に庭で音がするので出てみるとシカが庭木を食べているという話を聞きました。

こういう事が無いように願いたいですね。

×

非ログインユーザーとして返信する