山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

木に所有者の屋号が書いてある

用瀬アルプスの稜線にたどり着いた時この印を見つけた。
どっかに水場でもあるのかなと思いましたが、これは立木の所有権を示すもので明認方法と言われる方法です。
鳥取県内では若桜町の森林でよく見られます。
立木の所有権を示すものです。
立木は土地の所有権と切り離して売買されることが多く、立木を買った人が木を切り出すまで大きな面積の森林の場合、数年かかります。
立木を買ったが、木を切り出す前に山林(土地)の所有者が山林(土地)を売った場合、立木は一般的には土地に付属するものなので山林を買った人のものになります。
立木を買っているのにその所有権を取られるのはかなわないので、こういう明認方法で立木の所有権を示していると土地の購入者に対抗できて、立木の所有権を確保できます。
ここの場合はそういうややこしい事では無く、森林の所有者が自分の木だと示しているものです。
山の多くは境が明確でない場合がありますので、折角木を植えて育ててもそこは俺の土地だから立木も俺のだという争いがあるので立木の所有権を確保するためにこういう明認方法を取っています。

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