山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

日本最後の斬首刑

本日の歴史を見ていたら、1879年(明治12年)に日本で最後の斬首刑が行われたとあります。
刑法では第11条で「死刑は、刑事施設内において、絞首して執行する。」とあります。
明治13年に旧刑法が制定されて、その前の暫定刑法である新律綱領によって裁判が行われ、死刑は「斬」と「絞」があったようです。


この時に斬首されたのは高橋お伝という29歳の女性で、やくざ者との生活で借財が重なり、古物商に借金の相談をしたところ、愛人になるなら金を貸すと言われ、夫婦と偽装して旅籠屋に泊まった。
この古物商がろくでもないやつで、翌朝になって金は貸さないと言い出して、怒ったお伝がカミソリで喉を切って殺害してしまいます。
その後、古物商の財布を奪って逃走しましたが、強盗殺人罪で逮捕されて、明治12年1月31日に東京裁判所で死刑判決が下されました。
同日、市ヶ谷監獄で八代目山田浅右衛門の弟吉亮により、斬首されています。


殺人なんで死刑もあるんでしょうが、1審制で即日執行なんですね。
今なら、3審制の裁判で決まっても法務大臣の決裁が無いと執行できない。


江戸時代でも町奉行所で死刑を言い渡した後、奉行が江戸城で将軍の決裁を受けて執行すると何かの時代小説で読みました。


いやはやなんともです。


本日は生命保険の日でもあります。
明治15年1月20日に心臓病で急死した警部長の保険金の受取人が日本で初めて、この日保険金の受取に現れたそうです。
保険金は1,000円、支払った保険料は30円だったそうです。


変なことを起こさず、保険金が発生するような働き盛りの急死もなく、長生きしたいものです。

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