森林資源は統計上の数字の2倍
フェースブック友達が森林資源について
表題のようなことを書いています。
実際にはどうなんでしょうか?
県庁の林業技術者としては、森林資源は
統計上の数字の2倍あってもおかしくない。
なんでそういうことになっているのか?
戦後日本は焼け野原になりました。
住宅再建のため、燃料の確保のため等
により大量の木材がきりだされました。
伐っても伐っても足りない。
国有林、全国の林業関係者、なんとか
しろという圧力がかかってしまいました。
森林から木を切り出すと全てが建築用材
になる訳ではありません。
腐っているもの、曲がっているもの、等
があります。
こういうものは当時は燃料や製紙用の
チップ材に使用していました。
どんなに頑張っても建築用材に出来るの
は5~6割です。
ところが世間一般では資源=建築用材と
短絡的に考えてしまうところがあります。
そこで統計的な数字は控えめにしておこう
ということになり、実態とかけ離れてしま
ったということです。
そう言うことなので国の統計上の森林資
源の2倍位の森林資源が我が国にはあります。
興味の無い方にはなんのこっちゃ!
と言う話ですが本当の話です。