気付きにくい街路樹の劣化
先日、伐採した街路樹の隣の木。
気付きにくいのですが樹皮が少しめくれてい
ます。
めくれた樹皮下を見ると腐朽菌に侵された材
部が見える。
何でだと思い観察すると根の切断痕が見える。
拡大したら根の切断痕が解る。
更に隣の街路樹です。
外樹皮が剥落、開口して中の材部の腐朽が
進行しています。
樹木は樹皮下の部分が生きているだけで外に
年輪が出来ると中の年輪は死んでしまいます。
根を切ると植物遺体が露出するので、
木材腐朽菌の餌食になってしまいます。
我々、林業関係者では常識なんですが街路樹
を管理している土木技師には解らないのでし
ょうね!
上部の剪定は、旨くやっているのに残念です。


