危ないところでした
先日、街路樹診断したケヤキを伐採する
というので見に行きました。
木槌での打診で樹皮下まで腐朽が進んで
いると思っておりました。
実際に伐根をみると生きている部分は白
っぽく見える所のみ、断面積の5%ある
くらいでしょうか?
非常に危険な状態でした。
この街路樹は、交通量のある2車線の国道
片側通行規制して高所作業車で高い所の枝
をロープで吊しながら伐り落としていきま
す。
最後は幹だけにしてユニックで吊りながら
伐採。
それにしても造園屋さんチェンソーが伐れ
ない!
目立てしていないので鋸屑が粉状になって
いるし、伐れないチェンソーで無理して伐
っているのでチェンソーのエンジン音が悲
鳴に近い。
伐採状況を見るついでに周りのケヤキも診る。
一見異常が無いように見えても目元の樹皮が
剥がれかかっている。
中を見ると腐朽菌に冒された材部が見える。
なんでと良く観察すると根の切断痕がある。
多分、根上によって歩道が凹凸になったので
根を切ったのか?
そこから腐朽菌がはいったんだろう!
危険なので県に悉皆調査を勧めてみよう!