山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

青大将の日向ぼっこ

昨日は間伐と作業道の検査。


この写真は山の上の方で傾斜は緩いのです


がこの右下の谷底まで続いていて、そこは


相当な傾斜でした。


おかげさまで今日は筋肉痛になりそうです。


天気の良い日に山歩き、気持ちいいです。


趣味感覚で仕事ができるので幸せかな。


坂を登って来て,足下を見てぎょっと


しました。


大きなアオダイショウがとぐろを巻いて


います。


秋になって随分気温が下がってきたので


日向ぼっこにでてきたようです。


じっとして日の光を浴びています。


山に道を付けると山の獣たちの通道になる


ようでシカの足跡が随分診られました。


林業は時代と国際為替に翻弄された産業


です。


昭和30年代初期、戦中戦後の乱伐で国内


の森林が枯渇しかかりました。


そこで植林運動を展開するために天皇陛下


に出席していただく全国植樹祭が始まり、


全国の山に杉や檜が植えられました。


森林が枯渇すると木の値段が上がり、国民


の間で不安が広がり、国有林から大量の木


材を切り出して供給したりしました。


その時、2つの政策が実行されました。


1つは木を使わない家づくりの研究と実行


、もう一つは無関税による外材輸入。


木材は国際相場商品で1㎥=100ドル。


この相場は今も昔も変わりません。


昭和40年台まで1円=360円でした。


つまり、木材価格は1㎥が3万6千円、現在は


1ドル=110円とすれば1万1千円です。


植えた当時は3万6千円で売れるという想


定が1/3以下になってしまいました。


人工林は手入れをしないと山が荒れるので


手入れをするのに補助金を出しています。


その検査を我々県の林業職員がしています。


再任用の62歳の私も山で検査しています。


山や自然が好きで鳥大の林学科に進学した


人間です。


身体の続く限り山の仕事をしていきたいも


のです。

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