本日は旧天皇誕生日、上皇陛下の誕生日です。

1948年、将来国民が祝うであろうこの日に

A級戦犯7名の死刑が執行されました。

板垣征四郎陸軍大将，陸軍大臣

、中国侵略・米国に対する平和の罪

土肥原賢二陸軍大将

、中国侵略の罪

木村兵太郎陸軍大将

、英国に対する戦争開始の罪

松井石根陸軍大将

、B級戦犯、捕虜及び一般人に対する国際法違反

広田弘毅第32代内閣総理大臣

、近衛内閣外相として南京事件での残虐行為を止めなかった不作為の責任

東條英機陸軍大将、第40代内閣総理大臣

、ハワイの軍港・真珠湾を不法攻撃、米国軍隊と一般人を殺害した罪

武藤章陸軍中将

、一部捕虜虐待の罪

広田さん以外は全て陸軍の大将、中将

起訴されたのは陸軍13、海軍3、

総理大臣2，大蔵大臣1、内大臣1，

外務大臣3、外交官2、企画院総裁2，

民間人1で圧倒的に陸軍が多い。

罪状をみるとなるほどと思うものも

あれば，不作為の罪で死刑にするん

かというのもある。

1946年4月29日の昭和天皇誕生日に

起訴して、皇太子の誕生日に死刑を

執行しています。

連合国側の悪意が見て取れる措置ですね。

処刑された7人の遺体は火葬され、

遺骨は米軍が東京湾に捨てましたが、

被告の弁護人が密かに遺灰（7人分が混ざった）

を回収し、愛知県三ヶ根山の山頂付近の

「殉国七士廟」安置されています。

平和に対する罪、一般人の殺害などを

裁いたのですが

アメリカ人弁護士が戦争は違法ではない

広島に原爆投下を命じた大統領の名前

を私は知っているという言葉を

思い出します。

勝者が戦争の決着を付けるために

敗者を裁いた裁判だったんでしょう。

もう一度，考えたい東京裁判です。

東条英機ほか4名の絶筆です。