山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

904gで生まれた娘

特定技能外国人の相談に


倉吉未来中心にやってきました。


世界早産児デー写真展が開催されていて


500g台で生まれた赤ちゃんの写真などが展示されていました。


うちの娘は29週での出生


出生時体重904gの極小未熟児でした。


その当時の切ない思い出が蘇って


写真を見ながら思わずホロリとしてしまいました。

昭和大学医学部の奥山和男著「新生児医療の変遷と今後の展望」に


極低出生体重児の死亡率の推移が掲載されていいます


1975年時の500g未満児の死亡率はほぼ100%


それが1995年には70%まで減少


2008-2012統計では39.8%まで減少しています。


500-1000g児の死亡率は1975年が80%


1995年には20%まで減少


2008-2012統計では9.9%までに減少しています。


この間の医学の発展があって


1992年生まれの娘は何の障害もなく


未熟児に対する酸素管理も進み


未熟児網膜剥離もありませんでした。


あばらが浮いて見えた出生時の娘


それでも一生懸命生きて、元気に育ってくれました。


医学の発展に感謝するばかりです。


ちなみに娘は島根大学医学部付属病院で生まれ


娘のデータはそれなりの論文のネタになったようです。


また、奥さんが大学の助手をしていた関係で


娘の帝王切開での出生時は


産婦人科・小児科のほとんどのスタッフ


学生・大学院生など多くのギャラリーが見学に来ていたと言います。


帝王切開は講師先生が行い娘を取り出し


その後、講師の怒号が腹の上で飛んだそうです。


後措置をした研修医がへまして太い血管を切ったのか


出血量が異様に多かったと奥さんが言っています。


医大病院にいて


最先端の措置を執って貰ったので


娘は助かったのかもとも思っています。


そして、少しは医学の発展にも寄与したのかも


そんなことを思っております。

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