山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

ハチ公が亡くなった日

本日の出来事で一番に目に付いたのはこれです。
1935年のこの日、渋谷駅前で忠犬ハチ公が衰弱死しています。
ハチ公は1923(大正12)年11月10日に秋田県の大館市で生まれています。
東京帝国大学農学部の上野教授が秋田犬の仔犬を飼いたいと希望し、子犬のハチ公は30円(当時)で売られて、翌年の1月14日、米俵に入れられて列車の荷物車で20時間過ごして、東京の上野駅に到着したと言われています。
ハチ公を可愛がった上野教授ですが、大正14年5月21日に急死してしまいます。 
その後、毎日のように渋谷駅前に死んだ上野教授を出迎えに行って忠犬として有名になりました。
写真は、東大農学部にある銅像で渋谷駅を出てきた上野教授に飛びついている様子です。

ハチ公の死のあと東大の獣医学科で病理解剖が行われ、心臓と肝臓にフィラリアの寄生が見つかり、これが死因だと考えられていましたが、その後の研究でフィラリア症は中程度(決定的致死原因に非ず)であって、心臓に重度の浸潤性癌が、肺に転移性の癌があることが確認されています。
東大農学部資料館にハチ公の臓器標本が展示されています。

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