山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

信州大学の授業参観に参加しました

本日の出来事です。


1348年にイングランド王エドワード3世がガーター騎士団を創設しています。


騎士団で思い出すのは信州大学人文学部の授業参観です。


信州大学の人文学部では保護者による後援会があります。


年に一回の総会があり、授業参観もあります。

息子が3年生の時に「西洋史特論Ⅰ」の講義があり出席しました。
午後からの講義で午前中に乗鞍岳を登っていたので眠ってしまうかと思いましたが、面白く90分間の講義を堪能しました。
内容は中世ヨーロッパの騎士の起こりと台頭でした。


中世、日本の農民が鉄の農具を持って、田畑を開拓して経済力が増して、それを守るために武器を持ったいわゆる悪党と言われていた武士が台頭し、各地の守護や地頭もその実力を認めざるを得なくなり、国衆として領地を安堵する代わりに守護を支える集団にしていった。


中世の騎士団も開拓地を守るために武器を持って立ち上がった「ならずもの達」であった。
次第に支配階級がその実力を認めて支配階級に組み入れていった。
ならず者に勲章を与えて騎士団に加え、一定の支配地を認めるがいったん事が起きると国王の元に馳せ参じないといけない。


日本の武士とは少し違いますが同じような歴史背景があるのが面白い。


ヨーロッパ各地の騎士団を紹介し、ガーター騎士団の紹介の中で天皇家もガーター勲章を授与されているので騎士団の一員である。


イギリス国王が陣触れを出すと馳せ参じないといけない立場である。


大正天皇、昭和天皇、上皇陛下が勲章を授与されており、昭和天皇は戦争で資格を剥奪されましたが、その後、名誉回復されています。


600年のガーター騎士団の歴史の中で剥奪されて名誉回復された唯一の例です。


面白い講義であり、こういう歴史を学んでおけば欧米の社会構造や出来事の背景が理解出来る人間に育つんだろうな。


息子を人文学部に進ませた意義を感じた思い出があります。


1516年にバイエルン公ヴィルヘルム4世がビール純粋令を制定。
本日はドイツでは「ビールの日」
日本では「地ビールの日」になっています。


本日は寒いながら晴れ間の出る天気一日良い日になるよう頑張りましょう。

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