林業ネタです。
毛無山の６〜８合目位のブナ林の中に点々と天然杉が見られます。
通直な樹形をしており、この木は樹高は30mに近いのではないか。

ブナやミズナラの中に黒いスギが点在しています。

周りの林相から伐採してから５０年近く経過した事が分かる切株です。
形が残っていて、油の乗った良材が取れたんではないかと思われます。
切株に種が落ちて木が育つことがありますが、スギと雑木が一つの切株から育つ珍しい例です。

若い頃、鳥取県の南西部の日野郡で勤務していました。
当時は造林が盛んで、自家用の苗木を育てる林業家が何軒かありました。
日野郡の山向こうが毛無山のある新庄村です。
彼らは新庄村の天然杉から種を採取して育てていた事を思い出します。