昔の公務員には定年が無かった
昨日、唐突に思い出しました。
昔の公務員には定年が無かった。
大体の職員は人事からの退職勧奨で退職していました。
しかし、どの社会にも偏屈物はいるものです。
大臣が省内を歩いている年寄りを見て、おつきの職員にあのおじいさんはどういう用件出来ているんだろうねと尋ねた。
おつきの職員
「我が省の職員です。」
鳥取県の定年条例は昭和59年に制定されています。
それまでは定年は無かったんです。
私が新規採用で配属になった課に凄い人がいました。
その方は労組の闘士であったそうで退職勧奨を蹴り続け、60台後半まで県庁に勤めていたと若い頃に聞きました。
その方の問題で定年条例が出来たかどうかは解りませんが、さずがに体調の問題もあってか私の入った昭和58年にはおられませんでした。
ただ、その数年前まではおられて主査という職名で名簿には課長の下,課長補佐の上にランクされていました。
定年条例は無いけど、60歳退職は不文律できつい退職勧奨があったんでしょうが、最後は自らの意志だったんでしょうね。
退職金も現金受取、銀行窓口で現金受取、銀行振込の3種類のうちのどれを希望するかという意向調査が一応あります。
大概は銀行振込を選ぶのですが数年に1人は現金で欲しいという人が出るそうです。
私が定年の時、その意向調査があり、事務補佐に現金でも貰えるんかと聞きました。
アホな事は考えないでください。
なんで、金は銀行が揃えるんだろう?
そうはいってもちゃんとあるか県も数えて確認しないといけない。
しっかりと担当部局から説得に来ます。
こう言うわれて現金受取を諦めたこともありました。
何にせよ、お役所は変な事が多い世界です。
そこに40年近くいるんで私も世間からみると相当変なのかもしれません。
まあ、変は変でも生きていけます。
今日も元気に仕事に行ってくることにします。