雨漏りの修繕
先日、家内の実家が雨漏りしたので、
付き合いのある工務店に修繕をお願いしました。
この工務店の社長とは長い付き合いで、私が40歳の時以来です。
仕事上のことで議論したり喧嘩もしました。
15年程前、県であるコンクールを実施し、
社長が最優秀賞を受賞した目出度い事がありました。
その表彰式の後、社長が体調を崩し、
低血糖なので車で寝て米子から奥さんが迎えに来るのを待つと言われ、
県庁の駐車場で待っていました。
その時、仮に県庁の駐車場で死んでしまったらという気がして、
「社長、医者に行きましょう」と強引に助手席に動かし、
私が社長の車を運転して近所の診療所に向かい診察を受けてもらいました。
診療所の医者が診察すると、直ぐ救急車が来て、近くの総合病院に運び、
心筋梗塞のためのバイパス手術が緊急に行われて、社長は生命を拾い今に至っています。
その後も交流があり、私の携帯に社長の番号が入っていました。
4年前、鳥取県中部地震があり、実家の屋根瓦がずれてしまい、
ブルーシートを掛けようにも建てた工務店は廃業していて困っている時、
携帯の社長の番号を見て、「社長、こっちの屋根業者を紹介して」と電話をしました。
社長は県中部の出身で
「友達のとこを廻っているのでついでにやってやる」とおっしゃり、
ブルーシートを掛けていただき、助かりました。
手間賃と言っても災害の時はボランティアが基本と受け取らず、
屋根修理、内外装工事をお願いし、良い工事を安くしていただきました。
今回も余分なことは一切せず、請求書を見るとまさしく友達価格です。
何だか悪い気がしますが、今後も長い付き合いになりそうです。
付き合いって大事だなと思うこのごろです。