山好きオヤジの独り言

山の思い出や日々の事を書き留めています。

大水害と森林の保全

本日は、明治30年に森林法が公布された日です。 


その前年、明治29年は全国的な大水害に見舞われた年でした。


淀川をはじめ西日本一帯の河川、中部の木曾川、関東でも荒川、江戸川、多摩川などが氾濫しました。江戸川沿岸では、千葉、埼玉両岸とも2、3町村を除くほか全村ことごとく浸水し、東京の本所、深川、日本橋、浅草等までほとんど床上浸水になったと記録されています。


その頃の森林の状態ですが、庶民の燃料は薪炭ですので、明治に入ってからの人口の増加により、多くの森林が伐採されており、全国的に禿げ山が多い状態でした。


特に窯業、製塩業が盛んな地域や大阪近郊での禿げ山が多かった。


大阪近辺の薪炭林の平均伐採林齢は9~10年だっという記憶があります。


農耕は牛が主体なので農家には必ず牛がいて、その牛に食べさせる草を刈る草刈山が農村部にはかなりの面積で存在していました。


薪炭の伐採跡、禿げ山、草刈山で田舎である鳥取県でも県土の1/7位が保水力の無い荒廃山地でした。


まして、人口の多い関東、東海、近畿は酷かったんじゃ無いかと思います。


この明治29年の大水害を受けて森林法を整備して、森林の伐採許可制度、保安林制度、治山事業などを実施しています。


治山事業について林野庁のホームページで詳しく解説しています。

昨年、記録的な豪雨がありました。


今は明治期と違い山に森林があり、保水力があります。


あれだけの豪雨で大規模な河川の氾濫が少なかったことを考えると森林法によって、森林整備や保全をしてきたことには大きな意味があると思います。


自分は県で森林関係の仕事に40年近く携わらさしていただいています。
体力の続く限り、何らかの形で続けて行きたいと思います。



本日は「世界宇宙飛行の日」になっています。


1961年のこの日、ソ連が世界初の有人宇宙船ボストーク1号を打ち上げて、搭乗したガガーリン少佐の「地球は青かった」が有名になりました。


また、「パンの記念日」です。


1842年の旧暦4月12日、伊豆韮山代官の江川氏が軍用携帯食糧として乾パンを作り、これが日本で初めて焼かれたパンとされています。


東京大学の創立記念日でもあります。


1877年のこの日、東京開成学校と東京医学校を併合して東京大学が開設されています。
良い皮膚の語呂合せから「子どもを紫外線から守る日」日にもなっています。


本日の出来事です。


1638年 島原の原城が落城して島原の乱が終結しています。


島原の乱を調べると碌でもない領主に行き着きます。


島原藩主の松倉勝家が領民の生活が成り立たないほどの過酷な年貢の取り立てたころにより、領民は止むに止まれずに一揆を起こして島原の乱に発展してしまいました。


松倉勝家は、改易となり切腹も許されず、斬首された江戸時代唯一の大名になりました。


1784年、福岡県の志賀島で「漢委奴国王印」が出土しています。


金印は、巨石の下に三石周囲して匣(はこ)の形をした中にあったということなので、王朝が滅びる時に大王の墓にでも隣接して隠したのか?


1981年、初のスペースシャトル「コロンビア」が打上げられています。


テレビ、新聞ともに「コロナ」です。


ある方は1720年にペスト、1820年にコレラ、1920年にスペイン風邪、2020年にコロナ。


神が100年毎に仕掛けられた人類淘汰の試練じゃ無いかとか?


様々な噂やデマが飛び交っています。


本日は冷たい雨が降っています。


ネットも良いですが今日は一日読書でもしましょうか!

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