こんな所に木を植えてはいけません
今日は悲しい事件がありました。
林道を開設すると残土が出ます。
その残土で林道脇の谷等を埋めて処理していますが、土地所有者から木を植えて返してくれとの条件が出されています。
残土で谷を埋めるので大雨で土砂が流れ出ても行けません。
15cm毎にブルドーザーで締固めています。
そこに木を植えようというのだから大変です。
カチンカチンの土です。
唐鍬を使って思い切り打ち込んでもなかなか入らない。
こんな所に木を植えても育たないよな、いろんな所で失敗しているのに勉強しないんだな。
でも動員されて参加しているので植えますが、唐鍬が壊れてしまう。
鍬じゃなくツルハシが必要だ。
こんな所に木を植えてはいけません。
樹木医としては声を大にして言いたいが、こんな所に植えて成長が悪いので診てくれと言う事もある。
樹木医の生活のためにはこんな所にドンドン植えてもらった方が良いのかもしれない。
唐鍬やスコップで植え穴を掘るがなかなかです。
こんな所にはトチノキは育たないだろう!
ここは植えなくても松が近くにあるので天然下種で松林になるでしょう。


