生きている樹木に生えるキノコ
樹木というのは大きくなり,中には数千年生きているものもある。
しかしながら、葉っぱは毎年秋になると落葉してしまい、春になると新たな葉っぱが出てくる。
多くの方が1つの生命体だと思っていると思います。
しかしながら、葉っぱから根っこまで繋がった組織がしゅうごうしていて、毎年外側に新たな組織を作り、葉が落ちるとともに死んでいきます。
1年生の植物が外側に新たな組織を作り、新たな組織は古い死んだ組織の上に大きくなっていきます。
だから、樹木の皮の裏側だけが生きていて,中の組織は死んでいます。
だから、葉っぱの出た樹木から木材腐朽菌のキノコが出てきます。
段々,大きく、キノコの出る範囲も広がっています。
木を大きく剪定したため、その切り口から木材腐朽菌が入って,中の死んでいる木材を食べて広がり、生殖器であるキノコを樹木の外に広げて胞子を飛ばしています。
これはケヤキの根元に出ているキノコです。
キノコが外に出てくると言うことは中が腐朽しているということです。
根元にキノコがあるので根元が腐っているということになります。
根元にキノコの出ているケヤキで片側2車線の国道の街路樹です。
これの根元が腐っていますが,専門家ではなければ外観的には全く異常は解りません。
ほっとく訳にはいかないので街路樹を管理している所に知らせてみましたが,措置してくれるのか心配です。
倒れて車両に当たらなければ良いが!


