樹木医のブログ記事
樹木医(ムラゴンブログ全体)-
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昨日は海岸松林の調査に行きました。 マツクイ虫で枯れた所に抵抗性のクロマツ を植栽しています。 その中の一画の成績が良くない。 苗自体は活着しているんですが 次々に枯れている。 側の広葉樹も上部が枯れており 根の伸長を妨げる要因が地下に有りそうです。 枯れた苗木を掘り出してみました。 コンテナ苗か... 続きをみる
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本日は樹木診断。 なんだか良く解らない依頼です。 運動公園の周囲に有る10本のソメイヨシノ 約50年生くらいか 枝を切った方が良いのか、全部伐った方が良いのか? 確かに写真のソメイヨシノの樹勢はやや不良。 原因は根元の土地の硬さ。 多分、公園を造成した時に重機で締め固めたところに植栽したんだろう。... 続きをみる
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昨日は天気が良いのでお昼闇にお散歩。 近くの川沿いの桜並木を見て回る。 咲き始めですね。 週末が満開かな? この桜もあんまり調子が良くない。 枝先が枯れているものが目立つ。 根元を見ると枝が出ている。 樹木というのは頂芽優先と言って、枝先が上に上に伸びようとします。 ところが調子、通常は根茎の調子... 続きをみる
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近くのお寺に見事なシダレザクラがある。 昨夜、夜桜見物に出かけました。 皆さんは八分咲きという。 相当に樹勢が落ちてきているのかな。 確かに花芽のない枝もある。 問題はこの根元。 これだけの名木で木の周りを囲っていない。 踏みつけられて雨が降ると水たまりになる。 水たまりになると微生物が繁殖して水... 続きをみる
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通勤路沿いにあるしだれ桜。 遅咲きの八重桜を楽しめます。 幹が折れています。 良く見ると幹が枯れて枝が大きくなっている。 うーんマズイ! 良かれと思っておられるのでしょうがこれは桜を弱らせます。 根元に土を盛り上げています。 樹木の根茎も呼吸をしており、浸透水から酸素を吸収しています。 こんなふう... 続きをみる
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樹木というのは大きくなり,中には数千年生きているものもある。 しかしながら、葉っぱは毎年秋になると落葉してしまい、春になると新たな葉っぱが出てくる。 多くの方が1つの生命体だと思っていると思います。 しかしながら、葉っぱから根っこまで繋がった組織がしゅうごうしていて、毎年外側に新たな組織を作り、葉... 続きをみる
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先日、伐採した街路樹の隣の木。 気付きにくいのですが樹皮が少しめくれてい ます。 めくれた樹皮下を見ると腐朽菌に侵された材 部が見える。 何でだと思い観察すると根の切断痕が見える。 拡大したら根の切断痕が解る。 更に隣の街路樹です。 外樹皮が剥落、開口して中の材部の腐朽が 進行しています。 樹木は... 続きをみる
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昔の仕事仲間から八頭町の大樹寺にある有楽椿の樹木診断の依頼がありました。 どうも過去に樹木医に依頼して樹勢回復を試みたが回復しないみたいです。 この写真を見る限り、若干梢端の枝先に勢いが無いかなとは思いますが特に酷いというレベルじゃない。 どうなっているのか現地で診てきたいと思います。 ただ、依頼... 続きをみる
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たまには樹木医的な視点で記事を書いてみます。 こういう大きな岩の上に樹木が立っています。 岩の上の苔に種が落ちて、目を出し、根を伸ばして、遂には地面まで根を張って大きく生育していきます。 樹木が成立する上で土は、必須の条件ではありませんが、大きく生育するためには必須の条件なんですね。
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千葉県佐原の街並み。 樹木医学会現地検討会の昼食で訪れました。 伊能忠敬の旧家が残されている古い街です。 あいにくゆっくりする時間が無かったんですが、半日くらい彷徨きたい街です。
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樹木医学会の現地検討会では例年、昼食は各自で取っていたが、今年は事務局が出してくれました。 これに天ぷらとご飯、お汁の昼食ですが、香取神宮の御神酒とビールが出ました。 特に神宮の宮司さんが持たせてくれた御神酒が美味しかった。
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マツの新芽の病気として昨日アップしましたが、画像がこれです。 鳥取砂丘にあるフランス海岸松で発症しているそうです。
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多少、枝先が元気が無い。 樹勢が活発とは言いがたい状況。 原因は根元の踏圧。 お寺の境内で人が踏み固めて水たまりが出来る。 降雨には水中酸素が豊富で樹木はその水中酸素で根の呼吸を行っている。 ところが水たまりができると様々な微生物が活動して、急激に酸素濃度の低下が起きる。 酸素の欠乏した水分を根か... 続きをみる
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早咲きの山桜を紹介したところ、樹木医仲間からクマノザクラではないかとの意見がありました。 今度の休みに花、葉等を観察してみようと思います。